京大ゼミナール 久保塾

集団指導 小学生 – はじめに(保護者の皆様へ)

久保塾の小学部には「中学受験クラス」「公立中学準備クラス」があります。「中学受験クラス」の子供たちは小4で週3日、小5では週4日、小6では週4~5日、さらに日曜特訓まで平気でこなすという、まさしく“たくましい子供たち”に育っていきます。計算力・思考力・記憶力・読解力などの総合学力は勿論、家庭での学習においても「気が付いたら2時間たっていた」という程の「集中力」を身に付けるようになり、それらは中学、高校での勉強でも必ず役に立つ大きな力となります。そんなたくましさと能力を身に付けた子供たちの多くが中学入試に合格して、6年一貫体制の私立中学・高校に進み、公立の学校よりもずっと速いペースでさらに努力を重ねていきます。(勿論、関・関・同・立などのような大学の付属中学に進む子供たちも大勢います。)

一方、公立中学に進んだ場合、それはそれで大変な試練が待ち受けています。そう、高校入試です。神戸や大阪では各中学から公立トップ高校へ進めるのは上位10%程度の生徒だけ。その次の高校へもまた10%程度。中間テストや期末テストで高得点をとって内申を上げるだけではなく、実力も伴わないと志望校の受験資格を与えてもらえません。今や多くの中学生が塾に通って頑張っているのが実情です。そのため、中学校内での競争には熾烈なものがあります。また、公立中学には、私立中学受験で報われなかった子供たちも入って来ます。とても悔しい思いをしたこの子たちが目指すのは当然、公立トップ高校です。中学のスタート段階で既にずば抜けた学力・集中力を身に付けた競争相手が何割かいることも忘れてはいけません。

久保塾の「公立中学準備クラス」では各学年、週2日の授業が基本ですが、限られた時間の中でも基礎学力だけでなく、ある程度の応用力まで身に付くように、そして「一度習ったことは復習を重ね必ず習得していく」という“勉強姿勢”“気構え”を備えた、たくましい子供に育つように、本気で子供たちに向き合っていきます。

どちらのクラスにも言えることですが、子供たちにとって塾での勉強は間違いなく大変です。遊びたい盛りの子供たちが(おそらく)好きでもない勉強をしに塾に通うわけです。文句も言わず塾に通ってくれるだけでも感心なのかもしれません。ましてや、初めて塾に通う子供たちは不安な気持ちでいっぱいのはずです。学校も違う知らない子どもたちに混ざって学校の先生とは全然雰囲気の違う先生の授業を受ける訳ですから無理もありません。
出来るだけ早く不安を取り除き、子供たちが自信を持ち明るい顔で塾に通ってくれるようになるまで保護者の皆様も出来る限りの手助けをしてあげてください。塾では「宿題は早めに」「確認テストは必ず合格点がとれるよう復習してくること」など繰り返し指導しますが、塾の先生に言われた通りに入塾当初からちゃんと頑張って来る子供は決して多くはいません。初めから自分で頑張って来る子がいたら、それは特別感心な子供です。普通、次は頑張って来るようにと指切りをして帰しても、何の悪気があるわけでもなく、また見事に期待を裏切ってくれるのが子供です。褒めてやって自信を持たせてやりたくてもこれでは上手くいきません。

中学生なら全てお任せいただくのですが、小学生の場合はしっかりしているようでもまだ幼いところがあります。子供たちの指導を任された塾の方から、保護者の皆様にお願いするのは本来、筋が違うかもしれませんが、お預かりした子供たちをひとり残らず上手に導いて、“自ら勉強に取り組むたくましい子供たち”に育てることを使命と考える塾の立場だからこそ保護者の皆様にもお願いしたいのです。

☆ 宿題はちゃんとやって来る。
☆ 漢字テストや確認テストではいつも良い点をとる。

これらのことが、ある程度できるようになるまで笑顔で手助けしてあげてください。その内だんだん援助もいらなくなってきます。塾で先生によく褒められ、ご家庭でも、良い点数をとってきたお子様を褒めてあげる機会が増えます。クラスの友達からも認められ、仲のよい友達が増えると「塾が楽しい」という状況も出来てきます。少しずつ自信を持つようになり、放っておいても勉強する子供へと成長していきます。子供の将来を考えたとき、自ら進んで勉強に取り組む力は子供にとって何よりの財産です。
褒められたり叱られたり励まされたりの授業の中、同じクラスの仲間たちと共に、次々と出て来る難しい単元や暗記事項に立ち向かい、自信を付けながら明るく成長していく姿はスポーツに打ち込む者のそれと何ら変わりはありません。授業は出来るだけ明るく,楽しく、時には雷も落とすけれど,時には大爆笑も起こる、そんなキビキビとしたメリハリのある授業を心掛けていきます。お預かりした大切な子供たちが全員、たくましく育ってくれるよう全力を尽くしていく所存です。